ただひとつ言えるのは、彼女が孤独にもグループのために苦心してきたからこそ、今のSKE48と未来のSKE48があるということだ。絶対的エースとしてグループを牽引してきた珠理奈にはメンバーやファンの多くが感謝していることだろう。そして、珠理奈が作り上げてきたSKE48の基盤は後輩へと継承され、受け継がれていくはずだ。

 また、珠理奈は精神的支柱としてグループを引っ張ってきただけではなく、グループ外での活躍でもグループに貢献してきた。2016年に『死幣-DEATH CASH-』(TBS系列)、2017年に『豆腐プロレス』(テレビ朝日系列)などドラマへの出演、2015年には1st写真集『Jurina』(集英社)を発売している。その中でも、『豆腐プロレス』出演でプロレスにハマった珠理奈は新日本プロレスによる「WRESTLE KINGDOM12in東京ドーム」のスペシャルアンバサダーに就任するなど、プロレス好きアイドルとして広く知れ渡るようにもなった。

 珠理奈の卒業によって大きな変化がSKE48に求められることだろう。だが、卒業を発表した際には「センターを任せられる存在がどんどん増えてきて、私は今すごくうれしいです」と今のグループには頼れる後輩がいることを強調していた珠理奈。

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