●「セット割」には落とし穴が

 続いては、ガス代を見ていこう。

「2016年に電力が自由化された際、新規参入が相次ぎ、価格競争が進みました。その翌年にガスも自由化されましたが、参入する会社が意外に少なく、どの会社を選んでも、料金に大きな差はないというのが現状です」(前同)

 しかし、電気とガスの利用を同じ会社にする「セット割」で契約することで、3か月間電気基本料無料などの各種特典を狙う方法もある。ただ、セット割には落とし穴もあるので要注意。

「もちろん、使用料にもよりますが、新電力会社でガスとのセット割を選択すると、東京ガスなどの一般的なガス会社と契約するより、ガスの基本料が高くつくケースもあるので、注意してください」(同)

 光熱費を削減するには、価格競争が激しい電気料金を見直すのが大原則だ。新年度は少しでも、お得なプランで家計を助けたい。

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