■シャンプーブラシを使うのがオススメ
さて、次は洗い方。詳しい手順は文末の表を参考にしてもらうとして、いくつか注意点がある。まず大事なのは、指の腹で洗うこと。
「髪ではなく頭皮を洗う感覚です。マッサージをするように揉みほぐすことで頭皮の血行が良くなります」
爪を立てて洗髪する人も多いが、頭皮を傷つけ、炎症を起こす危険もあるので、シャンプーブラシを使うのがオススメだという。
「頭皮を傷つけないうえ、ブラシなら均等の力で頭皮を洗えます。自分の指だと、どうしても力が強すぎたり弱すぎたりすることもありますからね」
洗髪時間にも、多くの人が陥りがちな落とし穴が。
「大浴場に行った際、他の方たちの洗髪を見ると、驚くほど洗う時間が早い。20〜30秒ほどシャンプーしてサッと洗い流される方もいましたが、それでは皮脂が落ちません。洗髪には3〜5分はかけてください」
ちなみに、石けんで髪を洗うのはアリだろうか?
「石けんはアルカリ性で洗浄力も高いのでダメではないですが、頭皮への刺激は強い。使うならスカルプケア用のオイルなどでケアをしたほうがいいですね」
髪は洗って終わりではない。洗髪後にも気をつけるべきことがある。まず“自然乾燥”は絶対にNGだ。
「髪は濡れているときに一番ホコリなどがつきやすく、毛穴が汚れてしまうんです。でも、ドライヤーで熱を当てすぎるオーバードライにも要注意です。頭皮が乾燥しすぎて、皮脂が余分に出ますからね。髪の毛がバリバリになる前に、ドライヤーを終えましょう」