■TBSの金曜夜は“完全崩壊”……

 朝の番組だけではない。TBSでは夜のバラエティ番組も数字が伸び悩んでいるのだ。

 4月5日放送の『教えてもらう前と後』は番組内容をリニューアルしたこともあり、2時間スペシャルとして放送された。

「新星!ジャニーズLOVER100人の声」をテーマに、関ジャニ∞の5人のほか、次世代スターとして、ジャニーズWEST重岡大毅(28)関西ジャニーズJr.なにわ男子から西畑大吾(24)、大西流星(19)、藤原丈一郎(25)が、さらにAぇ!group正門良規(24)、佐野晶哉(19)が登場した。

 しかし、同番組の世帯視聴率は3.3%、個人視聴率は1.8%にとどまり、テレビ東京を含めて民放キー局で視聴率最下位を記録してしまったのだ。

「『教えてもらう前と後』の数字は深刻ですよね。ただ、ほかにもヤバい視聴率のバラエティは複数ありますよ。

 また数年前までは、“金曜夜はTBSの1人勝ち”とまで言われていたんです。19時からは『爆報!THEフライデー』、20時からは『ぴったんこカン・カン』、21時からは『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』という高視聴率番組がリレーをつないでいっていましたからね。

 ところが、『爆報』は視聴率が低迷して終了。代わって『オオカミ少年』がスタートするわけですが、『ぴったんこカン・カン』もここ最近は世帯視聴率1桁台、『金スマ』も1桁台という状態なんです」(前出の制作会社関係者)

 3月19日放送の『ぴったんこカン・カン』特番の視聴率は世帯8.9%、個人5.1%という数字だった。その後の『金スマ』はさらに落ち、世帯7.0%、個人4.0%。同時間帯に放送された『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』(テレビ東京系)にも届かない状況だった。

「そのため、テレビ関係者の間ではTBSの金曜夜は完全に崩壊した、ともっぱらでした」(前同)

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