■「とにかくお金をかけてドカンとやろう」

 前出の放送作家が続ける。

「浜田さんが“天才プロデューサー”たる所以は、4月16日の『オオカミ少年』の初回放送でも垣間見ることができそうです。

 浜田さんは“とにかく重要なのは1回目。しょぼいことをやるな”、“とにかくドカンと、ものすごいお金かけて、すごいセットを作って、壮大なドッキリをやろう”、“『こんなことができるテレビってすごい』と思わせよう”といったことを掲げ、制作陣にハッパをかけたといいます」

 浜田の中には、新番組をガツンとアピールし、視聴者に『オオカミ少年』を認知してもらうことが重要だという考えがあるようだ。

「“とにかくお金をかけよう”との指示はあるものの、浜田さんも業界が長く、めちゃくちゃな人ではありません。

“通期に使えるトータルの予算の使える分だけ、頑張れるだけを初回に投入しよう”と提案したみたいです。初回以降は、多少スケールダウンしても初回で心をつかまれた視聴者はついてくる、と考えているのではないでしょうか。こういった番組全体に対するとらえかたは、浜田さんのようなMCを長くやってきたトップタレントでしか持ちえない、まさにプロデューサー的な視点ですよね。

『オオカミ少年』が始まるにあたって、あらためてバラエティ関係者の間で“浜田さんはすごい”と評価が急上昇しています」(前同)

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