■一般人にまで牙をむく“バスハラ”

 太川と安藤のバチバチがあった3戦目、河合は敵将として番組に出演していた。

「河合も太川の本気度を感じていたようですが、太川が『バス旅』シリーズで勝利にかける執念というのは異常と言えるほどです。時として、勝利への思いが強くなりすぎるが故に、“バスハラ”とも言われそうな、仲間の意見無視や頑固な態度、チームメイトに冷酷な対応を太川はとってしまうこともある。“バスハラ”は時に、チームメイト以外、一般人にイラつく姿となって表れてしまうこともあります。

 河合は敵チームのリーダーとして、3戦目の戦いをしっかりチェックしていたでしょうし、太川の戦略以外にも、チームメイトへの態度も気になっていて、つい今回の旅の道中で嘆いてしまったのかもしれません」(前出のテレビ誌ライター)

 4戦目でも、太川の強すぎる勝利への思いにチームメイトが巻き込まれてしまったのか――。

「それが、今回の戦いでは、太川チームの雰囲気は終始かなり良かったですし、ギスギスしたような場面もありませんでした。それは太川の機嫌が上々だったからです。もちろん、いつも通り勝利への思いはあったのでしょうが、気持ちの面での余裕があったようですね。これも今回、インディアンスの田渕がチームにいたのが大きかったでしょうね」(前同)

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