■広瀬がオススメした漫画は?

 広瀬はフリップの空きスペースが許す限りに、ビッシリとタイトルを羅列し、そのうち『復讐の未亡人』(双葉社)と『リバーシブルマン』(日本文芸社)の2作品を紹介。広瀬は自身の好みを「読み終わってスッキリしない、後味の悪い漫画が好き」としていた。

「『復讐の未亡人』は、夫をパワハラで追い詰めて自殺に追いやった上司や関係者らを1人ずつ、さまざまな方法で殺害したり、それ以上に酷い目に合わせるというストーリー。回を重ねるほどに過去からの因縁やサスペンス的な要素もあって、大ヒット。極端な血みどろなどのグロテスクさはありませんが、精神的に来るものがある作品です」(青年誌編集者)

 セックスしながら、苦しむ相手を考察するといった描写など、内容としてはかなりきわどくハードな部分もある。正直、売れに売れている女優が紹介するのには抵抗がありそうなものだが、これについて広瀬は、

「女の悪い部分がいっぱい。ドロッドロの悪い部分を出しながら復讐するんですが、何か美しいんです……すべてが」

 と、実に熱のこもった表情で話し、スタジオは大爆笑。蛍原は「女優さんの目してた」としたほか、 川島は「いい“間”だった」と、女優の広瀬ならではのスゴ味を感じさせていた。

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