■『ラヴィット!​』はランキングコーナーも仇に

 一方、4月21日の『ラヴィット!』では、8時から雛形あきこ(43)、たんぽぽ白鳥久美子(39)、アルコ&ピース平子祐希(42)の3人が東京・錦糸町のオススメスポットを巡る街ブラロケが放送されていた。

「錦糸町というあまり特集されない街のチョイスは悪くはないのでしょうが、全国ネットの朝の番組ですからね。東京の渋めの街にスポットを当てるという内容では、関東周辺の視聴者以外は興味を持ちにくいですよね……。また、『ラヴィット!』にはランキングコーナーが多く、これも途中からチャンネルを合わせた視聴者は、あまり前のめりに参加できないですよね。

 一方の『モーニングショー』では、朝ドラ終わりのドンピシャのタイミングで、その日の大ネタが始まるんです。当然『ラヴィット!』関係者も、『モーニングショー』がやっている戦略を知らないわけではないでしょう。ただ、番組の構成上、最初の15分を別ネタで埋めるというのは、現状の『ラヴィット!』では難しそうですよね。スタート以来の爆死を打破するためには、大きな改革が必要でしょうね」(前出の民放キー局ディレクター)

『モーニングショー』がシニア層をガッチリつかむ裏には、綿密な「対朝ドラ戦略」があったようだ。

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