■16歳で探偵役。高校生役の経験はほとんどナシ

 ハイペースで主演映画が公開されるトップ俳優となった岡田准一は、10代の頃から多様なジャンルの作品に出演しており、その共演女性アイドルも顔ぶれも様々だった。

 初めて出演したゴールデンタイムの連続ドラマは、長瀬智也(当時:TOKIO)のダブル主演作『D×D』(1997年/日本テレビ系)だ。

『D×D』は典型的なバディ物であり、岡田&長瀬と対等のヒロインは出てこなかったが、宮澤寿梨(元ねずみっ子クラブ)、グラビアアイドルの柳明日香志村光代(当時:B'dash)と、なかなか……いや、かなりマニアックな面々が出演していた。

 当時の岡田はまだ16歳ながら、『D×D』では私立探偵を演じた。実年齢よりも落ち着いて見えるからか、デビュー作『Vの炎』(1995年/フジテレビ系)を例外に、10代の岡田が高校生を演じることはほとんどなかった。

 その後の岡田は、Coming Centuryの3人での主演作『PU-PU-PU-』(1998年/TBS系)、『新・俺たちの旅 Ver.1999』(1999年/日本テレビ系)を経て、単独でのドラマ出演が増えていく。

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