■これからが番組の正念場?
これは、前番組『火曜サプライズ』の芸能人ロケに比べると、低予算で制作しているのは明らか。ゴールデン枠といえども制作費の削減が叫ばれている中、同番組を制作している中京テレビとしては大成功だろう。
しかし、今回の放送を見ていて心配なことが。テレビ東京系の一般人相手のロケ番組が人気なのは、膨大な取材量とスタッフの人間力によるものが大きい。一方、同番組のスタッフの店主への対応は受け身中心で、思いもよらぬ発言を引き出す力は、今のところ感じることはできなかった。
さらに、店主のイジり方など、距離の詰め方に疑問を感じてしまうシーンも。スタジオでヒロミがフォローしたり、進行役を務めるバイきんぐの小峠英二(44)がツッコんで、微妙な空気を笑いに変えてくれたのが救いだった。
また、この手のデカ盛りモノや素人イジりは、視聴者のウケが良い一方で、すぐネタ切れになる危険性がある。そして、新型コロナ感染拡大の影響で、飛び込み取材が難しくなる可能性も。滑り出しは良かったが、そのうち奇妙なリニューアルを繰り返すようになり、まったく違う番組になっているかも?