■『笑ってはいけない』もお蔵入りに

「『週刊現代』の報道を受け、日本テレビには大逆風が吹き荒れました。そのため、5月の『行列』での渡部復帰計画は頓挫したのでしょう」(放送作家)

 高橋氏はそれ以前にも、自身が総合演出を手掛ける2020年大みそかの『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時』や、渡部が“謝罪”記者会見を行った同年12月3日の3日後の6日の『行列のできる法律相談所』での渡部復帰計画を進めていたと報じられている。

「『笑ってはいけない』の収録に渡部さんは参加したようですが、こちらも世間からの風当たりが強く、出演シーンはお蔵入りになったといいます。これほど高橋さんが渡部さんの復帰にこだわるのは、番組を通じて彼と公私ともに親しくなったから。だからこそ、自分の手で何とか復活させてあげたいという思いがあるのでしょう。

 ただ局内には、“渡部さんを日テレで復活させようというのは危険すぎる。高橋さんは公私混同気味で、暴走しているのでは”という声もありましたね」(前同)

 高橋氏の”思い”はいまだに実現できないままだ。

「そんなタイミングで、高橋氏の執行役員への昇進が発表されたんです。『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などを手掛けるテレビ朝日の加地倫三氏(52)のように、役員でありながらプレイヤーとして演出の仕事は続ける立場になるのでしょう。役員ですから、高橋氏の権限も今まで以上に増すのは間違いないでしょうね」(同)

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