■“役員権限”で渡部の「強引復活」ある?
そうなると、役員である高橋氏の権限を行使し、渡部の復活が実現する可能性もありそうな気がするが、日本テレビ局内では正反対の声が出ているという。
「権限は増えるかもしれませんが、それと同時にこれまで以上の責任が生まれます。役員になれば、大きな問題、騒動を起こして会社に迷惑をかけることはできなくなるわけです。これまでは超敏腕テレビマンであり、イチ社員という立場だったからこそ自由奔放にやることができたんです。
取締役執行役員が3月の会見で“まったく聞いておりません”と話したのも、高橋氏が水面下で渡部の復帰計画を進め、最後に上層部の了承を得るという流れだったからなのかもしれません。
これまでは“結果さえ残せば何をしてもいい”という思いで仕事をしてきたんでしょうが、今後はより会社側に立ったものの考え方をする必要が出てくる。今までのような無茶ができなくなるのでは、と言われているんです」(制作会社関係者)
日本テレビではこれまで、ディレクター職の社員はなかなか出世できない、という風潮があったという。
「それだけに、今回の高橋氏の役員登用はかなり異例のこと。そのため、高橋氏も変なトラブルを起こしてせっかく手にしたポジションを失いたくないんじゃないですか。いくら渡部さんと公私ともに親しくても、視聴者はまだ彼の復帰を求めていないですよね。また、日本テレビ上層部も、さらにスポンサーも同じ思いでしょう。
会社側の人間になる高橋氏には、自らの手で渡部さんを復帰させるという危ない橋を渡ることはできなくなったと言えそうです。高橋氏が役員に登用されたことで、渡部さんの日本テレビでの復活は消滅したと言えるのではないでしょうか……」(前同)
不倫報道から1年が経とうとしているが、渡部の活動再開への道はまだまだ険しそうだ……。