■山ガールが集まる温泉
これからの季節、中房温泉旅館(長野県安曇野市)には“。
「14の湯のうち“大浴場”が混浴です。燕岳登山の拠点で、夏山シーズンには女性の登山グループが下山後に、ゾロゾロと入ってきます」(大黒氏)
また、その抜群の開放感は、人を大胆にするようだ。
「中房温泉にある25メートルの温泉プールは、水着着用可ですが、ときどき、一糸まとわぬ姿で泳いでいる女性も……」(前同)
トレッキング人気が高い上高地に近い白骨温泉・泡の湯(長野県松本市)は、大きな混浴露天が圧巻だ。
「宿も女性客を意識して、脱衣所からバスタオルを巻いた状態で直接、露天風呂に入れる。そのうえ美しい乳白色の湯が満ちて、女性に大人気です」(前同)
世界遺産の熊野古道と熊野本宮大社の近くにある川湯温泉・源泉(和歌山県田辺市)は、関西では珍しい混浴の温泉だ。
「川湯温泉は、大塔川の河原を掘ると源泉が湧き出すことで有名。冬限定の混浴大露天“仙人風呂”が人気ですが、夏も源泉の近くを掘った、風情のある露天風呂が作られています。カップルが一緒に楽しむ姿も、よく見られますね」(大黒氏)
温泉評論家の野口冬人氏が選出した「全国露天風呂番付」で、「西の横綱」に選ばれたのが、湯原温泉・砂湯(岡山県真庭市)だ。
「川底から湧き出る天然の露天風呂で、目の前にダムのある眺めも珍しい。24時間営業で、しかも無料です」(前出の旅行代理店社員)