■松本人志がTBSとタッグを組むようになったワケ

 現在も、松本は『ワイドナショー』と『人志松本の酒のツマミになる話』、特番の『IPPONグランプリ』など、浜田雅功(58)も『ジャンクSPORTS』と、フジテレビの番組に出演している。

 フジテレビや日本テレビで長年レギュラー番組を抱えてきたダウンタウンだが、ここにきてTBSで新番組が始まったり、同局で立て続けに特番をやるようになった理由はなんなのか。前出のお笑いプロ関係者は話す。

「1つ大きいのは現在放送中の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でしょう。ダウンタウンは、TBSで『リンカーン』が始まるまでは、フジテレビと日本テレビの番組によく出演していました。さらにそこでは、番組を担当するスタッフも固定化され、いわゆる“いつものメンツ”と仕事をしていた。勝手もわかっているし、外すこともない。ただ、その部分に松本さんは不満も感じていたのでは、と言われています。

 スタッフに循環があまり循環がなく、安定はしているものの、斬新で新しい企画などはあまり提案されない。それで、なかなか新しいことができないという思いがあったと噂されています。そんな中、2005年に『リンカーン』が始まり、2014年の『水曜日のダウンタウン』につながっていくわけですが、そこでTBSの若いスタッフたちは、これまで松本さんが一緒にやってきたスタッフとは異なる新しい提案をいろいろしてきてくれたそうなんです。

 それが松本さんには新鮮に映って、TBSで新しい番組、挑戦的な企画が行われるようになったといいます」

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