■「エア」「裏ビデオ」「ペヤング顔芸人」でさらに高める

 その後も番組はいつも以上にやりたい放題。焼きそばソースの袋を枕に仮眠をとろうと大悟が言い出し、数秒間も無言で寝てるだけの千鳥と佐藤の様子が映った。しびれを切らしてノブが「流れとんぞ地上波で!」「佐藤健の無駄遣い!もっとほかのことをしてもらえ!」と嘆いていたが、佐藤は実に楽しそうにしていた。

「空の器でペヤングを食べる“エアペヤング”を行った際は、佐藤は“少年なんやな”とノブに評されるような、ちょっと乱暴な箸運びをしていましたが、逆にこれがリアル。ジェスチャーが非常に上手く、やはりトップクラスの“役者”なんだな、と感じました。“あー高まってきたー!”と高揚する佐藤に、さらに大悟が畳みかけました」(前出の関係者)

 大悟が次に用意したのは「裏ビデオ」。ペヤングができあがるまでの過程を、実に美味しそうに撮ったシロモノで、佐藤はこれを腹筋しながら見て2分間屋上をランニング。ここまで焦らされ、やっと佐藤の手元にはペヤングとお湯が用意された。それを持ってきたのはADではなく「ペヤングのフォルムにいちばん似てる(輪郭が長方形)芸人だから」という理由で、元ザブングル加藤歩(46)だった。

「大悟の提案で、佐藤は“物陰から出たのはペヤングか加藤か見極めるゲーム”をさせられたんですが、そこでも佐藤は“ペヤング!”と何度も連呼し、加藤の顔芸に笑い、実に楽しそうでした。

 その後ようやくペヤングを作って食べるわけですが、ここでの佐藤の仕草が非常に見事でした。かやくの袋を切って麺の上に載せるわけですが、その空になったかやくの袋に、切り離した切れ端をしまいこんでいたんです。非常にきっちりした性格がうかがえますよね。ちなみに、本来のペヤングは”お湯を入れて3分で湯切り”ですが、佐藤によると”2分35秒がベスト”だそうです」(前同)

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