■取材の結果さらに衝撃的な事実も明らかに
『月曜から夜ふかし』でペヤングが取り上げられたあと、2013年にマツコのCMが放送されていたというが、そのキッカケとなった2012年4月16日放送の『夜ふかし』には、今回取材に対応してくれた小島氏が、当時流行していた『激辛ペヤング』の生みの親としてVTRとスタジオに出演していた。
当時の小島氏は入社1年目の23歳。定番の焼きそばが偉大すぎるあまり新商品を開発する機会が少なかった会社を説得して生まれたのが、現在もマイナーチェンジを繰り返して人気商品となった『激辛やきそば』だった。いわく「日本一辛い物を作りたかった」らしく、「よく作ってくれた!」と、称賛の電話が購入者から多く届いたという。
「当時の放送で小島さんは、“ソースをかけて麺とよく混ぜる”というプロセスの次に、“フタをして30秒待つと麺がしっとりしてソースがよく馴染む”という裏技を紹介していたほか、スタジオでは、『ペヤング』の意味は“ペアのヤング”つまり”若いカップル“が仲良く食べられる焼きそば、という意味であることを解説したり、マツコと関ジャニ∞の村上信五(39)に激辛ペヤングを実際に調理し、食べさせていました。
ちなみに、『夜ふかし』はこの年の4月9日スタートで、この回が2回目の放送でした」(前出の取材記者)
この際、村上は「待ってるでCM。いつでもええよ。(一緒に来ている)課長によろしく言うといて」と小島氏にPRしていたが、2021年に至るまで、ペヤングCMへの出演は叶っていない。2016年にマツコは同社の『ペヨングソースやきそば』のCMに再び起用されたものの、村上は置いてけぼりを食らってしまった。
芸能界を席捲するぺヤングの魅力。佐藤以上にCM出演を待ち望んでいるのは、村上かもしれないーー。