■「確実に売れる枠」に抜擢された宮沢

 いっぽうの宮沢は、本作で完全にトップ俳優の仲間入りする可能性が高いという。

「設定が、“子どもの頃に暢子たちの暮らす村に滞在”“再会を約束して東京に戻り、数年後上京した暢子と再会する”という、朝ドラのお約束とも言える“主人公の相手役”なんです。このポジションの俳優は、結末が破局でも結婚でも物語でフォーカスされて描かれるため、必然的に人気が出やすい。近年このポジションで売れた俳優は、枚挙にいとまがありません」(専門誌記者)

「結ばれなかった・恋愛に発展しなかった枠」では、17年の『ひよっこ』で竹内涼真(27)や同年の『ひよっこ』で竜星涼、19年に『なつぞら』で吉沢亮(27)などが。「結ばれた枠」は、12年の『梅ちゃん先生』の松坂桃李(32)や、その後不倫騒動でケチは付いてしまったが13年の『ごちそうさん』での東出昌大(33)などがそれぞれ思い浮かぶ。実に豪華な顔ぶれなのだ。

「氷魚の父親は14年に解散したバンド『THE BOOM』のボーカル・宮沢和史(54)ですが、代表曲が三線や琉球音階など沖縄音楽の要素を取り入れた『島唄』という縁があります。昨年6月17日には、氷魚が自身のインスタで三線を弾く動画を投稿していましたね」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4