吉岡里帆より“オタオタ”鈴木亮平『レンアイ漫画家』低視聴率でも意外な魅力の画像
※画像はフジテレビ『レンアイ漫画家』公式ホームページより

 今クールのドラマ、意外に面白かったのが、鈴木亮平(38)主演の『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)だ。最高視聴率は初回の6.5%(ビデオリサーチ調べ/関東地区/世帯/リアルタイム)。その後は5%台をウロウロしている感じで、数字だけ見たら「惨敗」に入るだろう。

 が、そもそも今の時代、リアルタイムの視聴率だけで人気がないと判断するのはナンセンス。ギスギスしたコロナ禍の中、優しい気持ちにさせてもらった。

 とはいえ、この『レンアイ漫画家』と『恋はDeepに』(日本テレビ系)は「現実離れし過ぎている」との批判も多かったのも事実。『恋ぷに』は確かに、ドラマチックかつファンタジー極まれり。面白さを感じるよりとまどいが先に立った。

『レンアイ漫画家』も最初のあたりはドキドキしたが、「仕事として疑似恋愛をする」「刈部があいこに対して高圧的」という設定が、思ったより早くフェイドアウトしていったのが良かった。回数を追うごとに、鈴木亮平の武骨ながら優しい個性が役とシンクロ。久遠あいこを演じる吉岡里帆(26)はもちろんかわいかったが、このドラマでオタオタする鈴木は、吉岡里帆以上にかわいかった! 不器用な刈部の笑顔がどんどん増えていく様子は、母性本能をくすぐられまくった。

  1. 1
  2. 2