■YouTubeが主戦場に

 一方、2016年SMAPを解散、ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎(47)、草なぎ剛(46)、香取慎吾(44)ら、新しい地図。ジャニーズ退所後は、新事務所「CULEN(カレン)」を設立し、活動を続けている。

 新しい地図は、冒頭で触れた「独立して大成功した芸能人」ランキングでも第3位にランクインしている。退所後は『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)はもちろん、SMAP時代にそれぞれが出演していた『「ぷっ」すま』『SmaSTATION!!』(ともにテレビ朝日系)、『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)などSMAPの冠がついたレギュラー番組は軒並み終了。視聴率は悪くなく、ファンの間では番組名を変えての続投が期待されていたが、それはかなわず、地上波への3人の出演はしばらくなくなってしまった。

 3人が再びそろって地上波に出演したのは、2019年放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)年末特番「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」だった。2019年にはNHK連続テレビ小説スカーレット』に稲垣が出演、香取は今年1月期ドラマ『アノニマス』(テレビ東京系)で主演、草なぎは現在放送中の吉沢亮(27)主演NHK大河ドラマ青天を衝け』で徳川慶喜を熱演するなど、地上波への露出も増えてきたが、SMAP時代の勢いを思うとまだまだこれからというところだろう。

 第2位は、手越祐也(33)。

 かつてNEWSのメンバーだった手越は、2020年6月19日に約17年所属したジャニーズ事務所を退所。ジャニーズ時代には、女性関係のスキャンダル報道などでたびたび世間を騒がせていた手越。緊急事態宣言中、女性を集めた飲み会を開催したとして5月に活動の無期限自粛を事務所が発表。その後手越は事務所を退所、6月23日に会見を開き、「円満退所」だと説明した。

 手越は独立前に出演していた『世界の果てまでイッテQ!』『手越祐也&城彰二の「サッカーアース」』(ともに日本テレビ系)などのレギュラーを降板。事務所退所の当日、以前から準備を進めていたYouTubeチャンネル『手越祐也チャンネル』を開設、登録者数はあっという間に100万人を超え、現在は168万人にまで増えている。

 今年2月のYouTubeで手越は、これまでの最高月収を「1億以上」と明かしていたが、「ファンの人から取ったお金は入っていない」と続け、「自分自身がとってきて成立させた仕事のみで計算して1億円以上」だと説明したことから、YouTuberデビュー後の収入だといわれている。

 現在、地上波のテレビ出演などは実現しておらず、今年元日には「年も明けたので忖度に苦しめられた本音を語ります」というタイトルの動画を投稿。これまで自分からの営業ではなく、来た仕事のオファーが「消えるのよね。なんでかね?」となにかしらの「忖度」が働いているとぶっちゃけ、「すごいよ、しがらみが」「日本の芸能界の問題だ」とボヤいていた。

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