■異例共演の『紅白』でも中居が鶴瓶を操って……

 6月15日放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)でも、鶴瓶は言葉を言いよどむこともなく、元SMAP中居正広(48)とともに、MCの仕事をしっかりとこなしていた。

「番組は中居さんが進行を務めてゲストのエピソードトークを引き出し、ツッコミを入れたり、さらに中居さん自身のエピソードトークを上乗せする、といった流れが定番。鶴瓶さんは絶妙な面白コメントを差し込んだり、大声でツッコミを入れる、という役割が多いんです」(制作会社関係者)

 このようにコンビネーション抜群の2人だが、鶴瓶はその中居を大いに頼りにしている。2人は20年以上にわたって『仰天ニュース』で共演。6月6日放送のラジオ『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(ニッポン放送)でも、中居に全幅の信頼を寄せている、と話している。

 2007年の『NHK紅白歌合戦』では、白組司会を鶴瓶、紅組司会を中居が務めるという異例の形式で番組が放送された。

 鶴瓶がほとんど台本を読まないままで本番に臨んだ一方、中居は数時間に及ぶ『紅白』の分厚い台本をすべて覚えていたといい、「中居が(鶴瓶の)背中を叩いて“感想言え”とかいう感じ。あいつは全部覚えてるんですよ。腹立つけど。全部覚えてて、“ここで”って背中叩いて俺がしゃべる。カメラも“そこのカメラ”、“向こうよ”とか言って」と、中居の指示で番組を進行していたと明かした。

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