合間に相方の澤部佑の間の手は入るが、ざっとまぁ、こんな感じで岩井は「シェイク・シャック警察に捕まっちゃってさ」とこぼしている。これも有名税というか、かえってネタになったから喜ばしいが、ぼくの場合、シャックのようなリッチなバーガーを食べる際、できればビールが欲しい。緊急事態宣言に入る前だったから、それも飲めたが生が1杯860円(税抜、以下同)もする。

 メニューには「ブルックリンブルワリーが、私たちのために特別にブレンドしたオリジナルビール」と記載され、どうせたまにしか来ないのだと、結局はその「シャックマイスターエール」を注文した。

 しかも、ぼくが頼んだバーガーは「スモークシャック」。パティ、チーズ、シャックソース、甘酸っぱいチェリーペッパー、そしてアップルウッドでスモークしたベーコンがサンドされた1品で910円し、通常のバーガーより300円高い。

 ポテトの「クリンクルカットフライ」もチーズ載せにしたので430円、当然?ビール1杯では済まず、グラスのオリジナルワイン赤1250円もオーダーと、追いはぎにあったように課金されていき、会計はトータルで3795円!

 むろん、これぞアメリカンバーガーというおいしさではあるが、確かに値段に邪魔されて味が入って来ない。調べると、日米の価格差もそうなく、シャックはアメリカでも中産階級以上が味わうバーガーなのではないだろうか。というか、マクドナルドは別物として、バーガーキングの高価格帯の商品を食べるほうが、まだ心が和む。バーガーキングでも缶のハイネケンが380円で飲めるし……。

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