■劇場版はMr.ビーン並みの無音シーン満載に!?
セリフ覚えがあまりよくなく、NGを連発することもあるという竹野内。それでも、ドラマや映画で重宝される理由とはいったいなんなのか。
「黒木さんは可愛らしく、演技も上手いですが興行映画の主演となるとやや弱い。一方、竹野内さんは世代を問わず人気がありますし、ネームバリューも抜群、イメージも最高にいいですよね。映画となったら、やはり彼が看板でないと成立しないわけです。
ドラマ『イチケイのカラス』では、竹野内さん演じるクセ者の裁判官・入間みちおが事件現場に聞き込みに行ったりする場面が多くありましたが、映画では法律用語の多い法廷シーンは減って、聞き込みや日常のシーンが多くなるのかもしれませんね。歩いて物思いにふけったり、表情で見せるシーンであれば、動きだけですからセリフを覚える必要はありませんからね」(前出のドラマ制作会社関係者)
元SMAPの木村拓哉(48)が主演を務めた『HERO』(フジテレビ系)も、主人公が検事の法廷物だったが、木村演じる久利生公平が事件現場に赴く場面など裁判以外のシーンが充実していた。劇場版『イチケイのカラス』も『HERO』のような構成になるのかもしれない。
「劇場版では、竹野内さんの登場シーンはセリフがかなりカットされ、動作だけで爆笑をさらう世界的な作品『Mr.ビーン』のような、“無音”となる場面もけっこうあるかもしれませんね。竹野内さんは話さなくてもめちゃくちゃカッコイイし、表情や動きでより伝わってくる部分もありそうです。
その分、話す演技が抜群に上手い黒木さんと小日向さん、さらにライバル役が巧みなセリフ回しでやりとりするような映画になってくる。『イチケイのカラス』の関係者間でも、そうした可能性が語られていますよ」(前同)
久しぶりの大ヒットとなった月9ドラマ『イチケイのカラス』。劇場版の竹野内、黒木、小日向の演技にも注目が集まる!