■同じ「かわいい系で特撮出身俳優」の千葉

「そんな赤楚ですが、“かわいいと思う男性”として、千葉雄大(32)が“チャーミングだなと思います”と、『CLASSY.8月号』(光文社)で挙げています。思えば、千葉も赤楚と同じく特撮出身の俳優ですね」

 千葉は2010年放送の『天装戦隊ゴセイジャー』の「アラタ/ゴセイレッド」が、俳優デビュー作だった。「戦隊ヒーローのレッド」というと、熱血漢もしくは冷静なリーダーシップを取るキャラが多いが、千葉演じるアラタは歴代でも珍しい「癒し系」だった。

「“星を護る天使”という設定でしたが、まさに天使と呼ぶにふさわしい雰囲気。赤楚との共通点として“声がいい”というのもありますね。千葉は18年と今年、映画『ピーターラビット』シリーズで主人公のうさぎ・ピーターラビットの吹き替えをしていて、演技力が高く評価されています」

 赤楚はまだ吹き替えはしていないが、仮面ライダー時代は「いまの俺は負ける気がしねぇ!」「力がみなぎる……! 魂が燃える……! 俺のマグマがほとばしる!」という決め台詞を筆頭に、毎回迫力のあるアフレコが大好評だったほか、昨年8月16日にはラジオドラマ『ラジオシアター~文学の扉』(TBSラジオ)に出演している。いずれ、声優業でも声がかかるかもしれない。

「また、同じく“かわいい系”では、志尊淳(26)が、14年放送の『烈車戦隊トッキュウジャー』の主人公“ライト/トッキュウ1号”を演じていましたが、これについては、赤楚自身が昨年6月から7月にかけて放送していた吉川晃司(55)主演のドラマ『探偵・由利麟太郎』(フジテレビ系)で言及していました」

 志尊と赤楚に限らず、特撮経験者が多かったことから『由利麟太郎』について、放送当時『Lmaga.jp』のインタビューに、

「本当に日曜朝のスーパーヒーロータイムみたいですね」と答えていたほか、「僕、誰かのお兄ちゃんに似ているとか元カレに似ているとかすごく言われるんです。実際に顔がそっくりとかではなく、醸し出す雰囲気なのかな」

 と「親近感」が自身の強みであると分析していた。

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