グループとしてもグローバルな活躍が期待できるほどに成熟を見せ、初の日本ツアーでは5公演で5万人を動員するなど、国内でもその熱量は高く大きな商業的成功を収めたIZ*ONEだったが、『PRODUCE 48』の投票数操作の発覚やアルバムの延期、それに追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの影響で活動がままならず、決して順風満帆とはいかなかった。

 しかし、宮脇は日本とは比べものにならない過酷なレッスンの日々を過ごし、目まぐるしく成長していった。髪色をピンクに染め上げ挑んだ昨年のヒット曲『Panorama』で見せたキリッとした表情と完成されたダンススキルは、彼女の成長を強く実感するものだった。

 日本のアイドルグループとはパフォーマンス面や精神的にも大きく異なるIZ*ONEとしての活動を通して、「私もアイドルだからとルールに縛られずに、言いたいことを伝えることで、逆にそれが誰かを元気にしてあげられるのかもしれないと考えるようになりました」と宮脇は語っているように、アイドルとしての自身のあり方にも大きな変化があったそう。

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