■新お笑い番組の参入で窮地に立たされるコント番組

 金曜の夜に新たに殴り込んでくるといわれる『ザ・ベストワン』だが、この番組の参入によって、窮地に追いやられる番組があるという。

 前出の制作会社関係者は言う。

チョコレートプラネット霜降り明星ハナコがメインキャストを務めるコント番組『新しいカギ』(フジテレビ系、毎週金曜日夜8時から)です。4月23日にレギュラー放送が始まったばかりですが、初回にいきなり世帯視聴率4.7%という低い数字を記録すると、5月14日の2回目も5.1%、5月28日の3回目は4.8%、そして6月25日の4回目の放送でも世帯3.7%、個人が2.3%、コア視聴率2.6%と、ゴールデン帯の番組とは思えない厳しい数字が出てしまっています。

 4月に始まったばかりなので、さすがに10月以降も番組は継続されるといいますが、これ以上不振が続くとレギュラー番組ではあるものの、同時間に他の特番などが放送されるようになり、放送回数がどんどん減らされていく、ということもありそうです」

 もうすでにピンチにある『新しいカギ』だが、同じ金曜日夜8時台で、10月から『ザ・ベストワン』が真裏で始まるとの話が入ってきたというわけだ。

「これまで同時間帯には、コント主体の『新しいカギ』のような純粋なお笑い番組はありませんでした。そこで『新しいカギ』は視聴率で大苦戦を強いられていたわけですが、10月からは、旬の芸人たちがネタ見せを行う『ザ・ベストワン』が参入してくる。当然、お笑いファンは分散してしまいますし、より一層『新しいカギ』は苦境に立たされてしまうかもしれません」(前同)

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