■ドラマだけでなくお笑いも勢いに乗るTBS
さらに、『ザ・ベストワン』は強力な裏方も抱えているという。
「TBSといえば『ドラゴン桜』や『半沢直樹』といったドラマが局の看板コンテンツというイメージがありますが、現在は、『お笑いの日』や『キングオブコントの会』といったお笑い番組でも強さを発揮しているんです。
この2つの番組で演出を務めていて、ダウンタウンからの信頼も厚いといわれるH氏という若手演出家が、特番時代から『ザ・ベストワン』を支えています。今勢いに乗るH氏が担当しているというのも、『ザ・ベストワン』の強みと言えるでしょう」(前出のお笑いプロ関係者)
2003年4月から約18年続いた『ぴったんこカン・カン』の後継候補とあって、やはり相当強力なコンテンツとなりそうなのだ。
「『新しいカギ』は、“お笑いのライバル”がいない現段階ですでに瀕死に近い状態になっているのに、10月からは『ザ・ベストワン』という強力な裏番組が誕生することになる。
番組作りもそつなく、そして司会も鶴瓶さんと今田さんという重鎮で、豪華かつ安定感も抜群。加えて毎週、出演芸人は変わっていくのでしょう。その時々の話題の芸人が出てくれば、注目度も高くなり、お笑いファンだけでなく、多くの視聴者を『ザ・ベストワン』は集めることができそうです。『新しいカギ』は、一気にトドメを刺されてしまうかもしれませんね……」(前同)
しかし、強力ライバルの参戦があっても、『新しいカギ』も無策で負けを受け入れるはずはない。10月からの“金8”お笑いバトルから目が離せない。