■仮面ライダーピザを目指せ!
「竹内や菅田もそうでしたが、特に主演の仮面ライダー俳優は、基本的に役者として素人同然の状態で起用されるんです。それだけに、精神的な疲労もふつうの役者の比じゃない。裏を返せば、場数を踏んでいる福くんは、すでにゆとりを持って撮影に臨める、ということになる。むしろ主役より2号、3号ライダーのほうが、未熟な主演の演技をカバーできていいかもしれませんね」
赤楚衛二(27)や犬飼貴丈(27)が出演していたことで有名な17年の『ビルド』は、メインキャスト全員が演技慣れしていた異色作。仲間で食事したり遊んだりと、余裕を感じさせる姿をしばしばSNSなどで投稿していた。
「今回の対談で福くんは“3年くらい前から、アクションのために空手を始めた”と話していますからね。意気込みは十分ですよ。ちなみに、同じ元子役俳優の濱田龍臣(20)は『ウルトラマン』の大ファンで、子役時代の2010年に映画『ウルトラマンゼロTHE MOVIE 超決戦! ベリアル銀河帝国』に出演し、17年にはテレビシリーズ『ジード』で歴代最年少の16歳で主演を務めました。福くんも、そうなれるといいですね」
ちなみに、鈴木は幼少期にしばしば「普段はピザの配達をしていて、悪者がいると変身する『仮面ライダーピザ』」というオリジナルライダーになりたいと語っていた。
7月22公開の映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』で“謎の少年”役で憧れの『仮面ライダー映画』への出演を果たした鈴木。6月25日に鈴木はこの件をインスタグラムで、
「5年前の45周年の時に雑誌のコメントで『50周年の時にはどんな役でも出たい』と言っていたのを、叶えていただいて…」
とつづっている。
着実に夢をかなえている鈴木。次はぜひとも、仮面ライダーに変身してほしい!