6月30日をもってNHKを退局したキャスターの大越健介氏(59)が、10月から『報道ステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターに就任することが7月9日、発表された。大越氏は月曜から木曜までを担当するという。
大越氏は東京大学卒業後、1985年にNHKに入局。政治部やワシントン支局長などを経て、2010年3月から2015年3月まで『ニュースウオッチ9』のメインキャスター・編集長を務めた。
『報ステ』メインキャスターの就任にあたり、大越氏は「『報道ステーション』の責任ある一員として仕事ができることを、心から光栄に思っています。日々のニュースに神経を研ぎ澄まし、取材を深め、平たい言葉で伝えることを心がけていきます。どうぞよろしくお願いします」と意気込みを語った。
7月8日発売の『週刊文春』(週刊文春)では、大越氏に直撃取材をしており、今後の予定について尋ねられた大越氏は「何も決まっていないです」と応じ、秋の改編で民放に移籍するという噂については首を横に振って「これからです」とコメントしていた。
「大越氏の『報ステ』メインキャスター就任は、テレビ朝日で働くほとんどの人も知らなかったんです。テレ朝内部でも驚きの声が上がっていましたよ。『週刊文春』の直撃にも何も言うことはできず、番組上層部と大越氏周辺のごく少数が水面下で話を進めていたのでしょう」(テレ朝関係者)