■IMALUがさんまの“莫大遺産”を放棄する背景

 こうしたさんまの莫大な財産を、IMALUは「父の遺産はいらないです」と放棄宣言したのだから驚きだ。

「IMALUさんは2013年に母親の大竹しのぶさんの個人事務所から独立し、新事務所を立ち上げて活動しています。独立したのはIMALUさんがより音楽活動に注力したかったからだといいます。

 加えて、IMALUさんはデビュー以来、ずっと“親の七光り”、“親の十四光”とも言われてきましたから、そこからの脱却したいという思いもあったのかもしれません」(スポーツ紙記者)

 独立した際、日刊スポーツの取材に応じたIMALUは、「ずっと“やりたいことを形にできていない”という危機感や焦りがありました。『フジロック』などの大きなフェスにも出たい」と意気込みを語っていた。

 2016年8月、IMALUは『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)に出演。番組では“芸能界最強のコネ”を使って2009年にデビューし、デビュー1年目にはファッションモデルや女優としても活躍。連続ドラマやバラエティ番組にも出演したと振り返りつつ、「わずか1年間で“親の七光り”を使い果たしてしまった」と自虐的にプレゼンしたのだ。

「母親の事務所から独立して以降は、“自分の事務所のために稼がないといけない”という思いや、バラエティ番組に出る際には“爪あとを残さなければ”という思いが芽生えたといいます。独立後は、特に音楽活動をメインにしていきたいようですが、彼女の中には“独立して勝負したい”という気持ちもあるのでは。

 今、IMALUさんは仕事現場での感じもすごく良いそうで、評判がとても良い。“さんまさんと大竹さんの娘だから”というわけではなく、非常に好印象で、一緒に仕事したい、という人も増えていると聞こえてきていますね。

 さんまさんの遺産を“いらない”と宣言したのも、自分で道を切り拓いていきたいという思いが強いからではないでしょうか」(前同)

 巨額な遺産を放棄するというIMALUには、“親の七光り”のイメージを払拭させる、さらなる活躍を期待したい!

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