■「なるべくみなさんの楽しみ方の自由度を残したままネタを撮りたい」

―バイきんぐさんのライブは、ずっとチケットがとれない人気ぶりと聞いています。

「聞く話聞く話“即完だ”っていうことですね。ただ、配信チケットはライブ開始の1時間前でも買えるそうなので、売れたらそれはそれですごく嬉しいです(笑)。

 皆さんに見てもらいたいですね。遊び半分でもいいので。茶化す気分で見てもらえれば。本当に“なんじゃこれ!”でもいいんですよ。

 でも、これが本当にファーストステージなので機材も向上しますし、トライ&エラーもどんどん重ねていくと思うので、これを最初としてどんどんすごくなっていくと思っていただけると、来年またもっとすごくなると思います」

―あと、コントを撮影するときに気にされていることはありますか。

「これは各ディレクターさんによってだいぶ感性も違うので一概には言えないですけど、僕は……見てる方の受け取り方って違うじゃないですか。たとえば1つのコントでも、観てる人によって面白いと思うポイントは違うんです。ネタが面白いのは大前提ですけど、“小峠の表情”とか、“西村の動き”とか、見たいところは人によって違って、いろいろあると思うんです。

 で、これをカメラで撮るというのは、その見たいところを見るという自由を奪う行為でもあるんですよ」

―言われてみれば確かに!

「たとえばカメラのスイッチングとしては、どうしても喋っている方を追っちゃいます。でも、小峠が喋っているときに一方の西村の方が面白いと思っている人は、実は見られなくなるんです。

 で、両方網羅しようとすると、ずっと引きの絵ばっかりになる。でも、それは飽きちゃうし良くないので、スイッチングの作業をどうしてもテレビやDVDではすることになるんですけど、なるべくみなさんの楽しみ方の自由度を残したままネタを撮りたいのが、やっぱり一番ですかね」

―「自由度を残したまま」というのは、具体的にどういうことですか?

「まず、自分が一番面白いと思う映像を使うと思うんです。自分の趣味で、一番面白いと思う感じで繋いで、そこからそれを他の人に見てもらったりするんです。自分が好きな使い方をするので、自分の指針しかないじゃないですか。それを周りの人間に“こんなの面白くない?”って流れを見せながら、ずっと相手を見ています。“あっ、ここがアイツは好きなんだ!”みたいなところがあると、それを広げてみたり。結構いろいろな方の意見を入れながらやる、みたいな。

 面白いと思うポイントを、なるべく奪わないようにしながら、ポテンシャルをそのまま映像に乗せるのが、やはり目指すコントの撮り方だと思います」

【INFORMATION】

単独ライブ直前本人コメントURL https://www.youtube.com/watch?v=PqyOusGoZ2U

 バイきんぐ単独ライブ「STRAIGHT」ライブ配信 

●日時 7月18日(日)17時00分開場/17時30分開演

●アーカイブ配信 ライブ配信終了後〜2021年7月25日(日)23時59分

※ライブ配信は通常の配信とVR配信を2種視聴可能

※VR配信はライブ配信のみ、アーカイブ配信はなし

●ライブ配信VR視聴付チケット 3000円(税込)

●チケット販売期間 〜7月25日(日)21時00分まで

●チケット購入URL https://eplus.jp/viking-straight-ol/

●視聴URL https://blinky.jp/contents/20210624_134149.html

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