■恋とお金のドラマに反発?

 低視聴率の理由を探ると、まず、突拍子もない設定が視聴者に受け入れられなかったようだ。ここで思い出すのが、4月期放送の鈴木亮平(38)主演のドラマ『レンアイ漫画家』(フジテレビ系)の、ヒロインのあいこ(吉岡里帆/28)に高額な報酬を対価に課された疑似恋愛ミッションだ。

 初回の平均世帯視聴率が6.5%と爆死スタート。そのまま上昇することなく、全話平均が5.4%に終わった『レンアイ漫画家』は、ヒロインがお金のために男性と恋をするという設定が、視聴者の反感を買ったようだが、『プロミス・シンデレラ』も似た過ちを犯してしまったのかも。

 また、眞栄田郷敦に男子高校生役は無理があったようだ。偶然だが、郷敦は『レンアイ漫画家』にも出演していて、ヒロインに想いを寄せるカフェの店長を演じていた。今回はその直後の放送ということもあり、イメージの修正ができにくかったと思われる。

 さらに、原作の壱成と郷敦のイメージが違うという視聴者の声も。ツイッター上では「もうちょい線が細い人であってほしい」「もっとシンプルなイケメン顔の子がよかったよ」「絶対壱成じゃないよ。なんかギャグっぽいんだよなぁ」などと、不満の声が寄せられていた。

 また、容姿端麗、成績優秀で誰からも注目される存在である、壱成の兄・成吾を演じるEXILE三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典(32)や、人気芸者の菊乃を演じる元SKE48松井玲奈(29)も、イメージと違って期待はずれという声もあった。

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