■「コロナも五輪も関係なくハードコア大喜利を貫くラヴィット」

 視聴者が『ラヴィット!』に求めているのも、大喜利のようだ。

「7月27日のオープニングトークで、川島さんが“連日オリンピックで盛り上がっております”、“みなさんも笑いの金メダルを取っていただきたいと思います”とコメントし、田村真子アナウンサー(25)が前日に行われた卓球、柔道、女子スケートボードの活躍などをVTRとともに数分間伝えたんです。

 これに視聴者からは“遂にラヴィットもオリンピックの軍門に降った!?”、“ついにラヴィットでもオリンピックの映像が”といった驚きの声が上がりました。しかし、これもオープニングのエピソードトークのための“前振り”だったんです」(前出の放送作家)

 ネットには「コロナも五輪も関係なくハードコア大喜利を貫くラヴィットのほうがむしろ清々しい」「この番組は本当に面白い。情報番組に見せかけた大喜利番組、それも生放送で毎朝見られる贅沢さよ。そして川島のあのさばき方は凄すぎる」「みんなもっとラヴィット見なよ。朝から腹抱えて笑えるぞ。朝っぱらからあの馬鹿馬鹿しいテンションは素晴らしいと思います」といった声が多数上がっている。

「東京五輪前から、一部のお笑い好きからは注目されていた『ラヴィット!』ですが、五輪期間中に、スポーツには全く興味がない、『笑点』(日本テレビ系)などが好きな年配のお笑い好きも取り込み、五輪閉幕後にはその人たちが視聴者として定着し数字を伸ばしている、ということもあるかもしれませんよ」(前同)

 番組開始から4か月、超低空飛行を続けてきた『ラヴィット!』だが、まさかの東京五輪を追い風に、朝の大喜利番組として盤石の人気を獲得する日も近い!?

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