■詩選手は嵐なしではオリンピックに行けなかった!

 詩選手は、07年の櫻井と二宮和也(38)主演ドラマ『山田太郎ものがたり』(TBS系)の再放送を見たことで嵐にハマり、中学生時代は「透明人間になって嵐の番組に忍び込み、横に座ること」が夢だったという。そのため「すごく幸せです、今」と詩選手は感激していた。

「ただ、一番の推しメンが櫻井ではなく二宮だったため、櫻井は有吉弘行(47)らに終始茶化され続けていました(笑)。練習が辛い時には『風の向こうへ』を聴いたり、練習前には嵐のコンサート映像を観ることを明かしましたが、嵐がいなければ本当にオリンピックに出場できなかったのでは、と思わせるマジメなエピソードもありました」(専門誌記者)

 19年当時、連戦連勝だった詩選手は五輪内定をかけたGS大阪大会決勝で、フランスのブシャール選手に敗北。シニアデビュー以降初の敗北かつ、対海外勢48連勝記録も途絶え、本格的にメンタルの危機に陥ってしまったという。
 
「ただ、その後、嵐のライブに行った際、楽屋あいさつをする機会があり、そこで詩選手は嵐の全員にグータッチしてもらい、“絶対頑張ろうと思った!”と再起し、内定を勝ち取った。『夜会』では、スタッフがあたかも櫻井だけがグータッチしたような紹介をしておりそれを出演者がネタにする、という流れだったため、“こういう演出はやめてもらっていいですか。後で傷つくのは私です”と、やはり櫻井は嘆いていました(笑)」(前同)

 一方で兄の一二三選手はゲン担ぎで小学生時代から「赤いパンツ」を履いて試合に臨んでおり、7月18日に放送された五輪特別番組『東京五輪5日前 ラストサプライズはこちらです!』(フジテレビ系)で番組MCの関ジャニ∞村上信五(39)から、表に『阿部一二三 金』、裏に『村上信五』とプリントされた特製の赤いパンツをプレゼントされ、

「すごくいいですね。はけないですよね、飾っておきたいって感じですけど、でもはきます」

 と、喜んでいたのは記憶に新しい。

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