7月23日に行われた東京2020オリンピックの開会式。その裏にあった“幻の演出プラン”が、7月29日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の記事「台本11冊を入手 開会式“崩壊”全内幕」で明らかになった。
これは、2021年3月末に同誌が放った「五輪開会式の執行責任者だった振付演出家のMIKIKO氏が20年5月に突然役職を下ろされた」「IOC側にプレゼンし、絶賛されたはずの開会式案もすべて“なかったこと”にされた」というスクープの決定版。本来、行われるはずだった開幕式の演出プランが、反響を呼んでいる。
「演出プランとして、世界的なアーティストであるPerfumeの3人のパフォーマンスのあと、場面転換して“空へと成長する樹木とともに女優の土屋太鳳(26)が生命力あふれるダンスを披露”というプランがあったことが明らかとなったんです。
同じく、本来の台本にもあった森山未來(36)は、大幅に内容は変更されたものの、実際の開会式にも登場してダンスを見せていましたが、Perfumeや土屋は登場ナシ。まったく本来の者とは異なった演出になっていました」(女性誌記者)
女優として活躍する土屋だが、実は3歳の頃から日本舞踊とクラシックバレエを習い、高校では創作ダンスに打ち込み、そして日本女子体育大学体育学部運動科学科に進学して舞踊学を専攻している。今年3月には、多忙な芸能生活との二足のわらじをはきながら、8年間かけて大学を卒業した、ダンサーとしてもスペシャルな存在なのだ。
「本来の開会式の総責任者だったMIKIKO氏とも、土屋はコラボしています。2021年5月19日に、ジュエリーブランド『TASAKI』と25周年を迎えたWebメディア『エル デジタル』がコラボしたんですが、そこで土屋のスペシャルダンスムービーが披露されました。この振り付けをMIKIKO氏が担当しているんです」(前同)
TASAKIのアイコンシリーズ「balance(バランス)」の新デザイン「balance step(バランス ステップ)」と「balance loop(バランス ループ)」にインスピレーションを得て生み出したオリジナル振付「バランスダンス」を、当時の土屋は華麗に舞っていたのだ。