コロナも五輪も支離滅裂!菅首相「10・10」“破れかぶれ総選挙”で自民党「下野」危機!!の画像
菅義偉首相

 時事通信が7月9~12日に実施した世論調査で、菅内閣の支持率は前月比3.8ポイント減の29.3%、不支持率は5.6ポイント増の49.8%となったことが、7月16日に明らかになった。

 政権発足後、支持率が3割を切り“危険水域”とされる20%台に落ち込むのは初めてのこと。一方、不支持率は最高となった。

 日本の新型コロナウイルスの感染者数は、拡大の一途をたどっている。これを受けて7月30日、菅義偉首相(72)は記者会見を行い、「緊急事態宣言」の対象地域に埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県と大阪を加えることが、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部で決定された。期限は8月2日から31日までで、すでに発出されている東京と沖縄も期限を延長する。

 会見で菅首相は「全国の新規感染者数は増加を続けている。首都圏や関西圏をはじめ、多くの地域で増加傾向が続き、これまでに経験したことのないスピードで感染が拡大している」と述べたほか、「8月末までの間、今回の宣言が最後となるような覚悟で、政府を挙げて全力で対策を講じていく。国民のご理解とご協力を心からお願いを申し上げる」と呼びかけた。

「ただ、“緊急事態”と言っているだけで、アルコールを提供している飲食店もありますし、人流は大して減っていません。また、7月28日の読売新聞の取材には“緊急事態宣言は4回目。慣れてしまって、感染する恐怖感もなくなってきている”という21歳大学生のコメントも掲載されています。宣言を出しても何の意味もない、というのが現状でしょう。東京・渋谷の街中では夜、酒が激安で提供される居酒屋の前で泥酔して倒れている若者を何人も見ますよ」(夕刊紙記者)

 菅首相は東京五輪の開幕以来、日本人選手が金メダルを獲得するのたびに祝福ツイートをしている。一方で、コロナに関するツイートは一度もない。感染拡大が続く中、コロナについてつぶやいたのは7月21日が最後だ。

「その一方で、緊急事態宣言は発出するという“矛盾の極み”のような状態なんです。支持率は20%台に落ち込み、永田町では“菅内閣は死に体だ”とも言われています」(前同)

 ネットには「コロナの勢い増すばかり! 安心、安全のオリンピックとお題目だけのオウム返しの記者会見。安心、安全のために、国は具体的には何をしていたのか?」「菅総理は今の状況を理解できないのでしょうか」「都合のいいことだけしか見えない。都合の悪いことはあえて見ない。こんな自己中な人間が一国の首相とは呆れる」といった辛辣な意見が殺到している。

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