■白鵬の夢だったオリンピック出場

 “匂わせ”とはどういうことか。

「実は、白鵬の出演が《閉会式の構想に入っているのでは?》という声が上がっているんです。東京オリンピック閉会式は8月8日に行われますが、7月23日の開会式ではなだぎ武(50)や劇団ひとり(44)がサプライズで出演。白鵬も同様に出演するプランがあって、今回の観戦についても“自分は関係者である”ということをあえて匂わせたのでは、という声も聞こえています。白鵬にとってオリンピックは“夢”でしたからね」(前同)

 

 白鵬は以前から、東京オリンピックを現役続行の目安と宣言しており、昨年4月27日に行われた先場所の優勝力士としての電話取材の際も、延期を「残念」としつつ、

「モチベーションもまた1年延びた」「自分よりオリンピック選手、特にベテラン選手は最後だという選手もたくさんいたと思う。でも中止ではなく延期。またオリンピックを狙えるという希望がある」

 としていた。

「白鵬とオリンピックの縁は深い。実父のジグジドゥ・ムンフバト氏はレスリング選手として1964年東京オリンピックから5大会連続出場を果たしているのは有名ですが、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)とも深い縁があるんです」(女性誌記者)

 橋本会長の父親の弟である善郎さんは高島部屋の元幕下力士“高葉山”。2月27日の『日刊スポーツ』によると、引退後に宮城野部屋のマネジャーになった善郎さんが約50年前にスカウトしたのが、白鵬の師匠で12代宮城野親方(元幕内竹葉山)だったという。

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