■「一周回って開き直っている」

「白鵬にとって、父親のムンフバト氏と同じオリンピックの舞台に立ちたかった、という気持ちは大きいと思います。今回の行動で間違いなく白鵬は好感度を下げましたが、もともと近年の白鵬はバッシングまみれ。一周回って、開き直っているのかもしれません」(前同)

 白鵬は立ち合いでの「張り手」や、相手の胸や顔に肘打ちする「かち上げ」が、以前から「横綱の使う技ではない」「品がない勝ち方」と批判の対象となっている。進退をかけた今年の7月場所千秋楽に、照ノ富士に勝利して7場所ぶりの優勝を決めた際は、相撲では御法度の「ガッツポーズ」を土俵上で披露し、こちらも騒動となった。

「五輪と相撲といえば、1998年長野冬季オリンピックの開会式で、当時ハワイ出身の横綱・曙(52)が土俵入りを披露しました。東横綱の貴乃花(48)が直前の同年1月場所中体調不良で途中休場となったために、西横綱の曙が代理出演した形でしたね」(前同)

 一世一代の晴れ舞台として待ちわびた東京五輪で、白鵬は土俵入りを果たすことができるのかーー。

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