■予期せぬセルフオマージュとなった

 ちなみに、「桃井が飲み物をぶっかけて啖呵を切る」という光景には、コアなファンは82年公開の松本清張原作映画『疑惑』での桃井を思い出す、という声も多く見られた。

 岩下志麻(80)演じる凛とした弁護士のおかげで無罪となったものの最後までソリが合わず、祝杯を挙げる場面でワインを岩下にわざとかけながら悪態をつくと、お返しに岩下がグラスの中身を桃井にぶっかけ「アナタって最低ね。命が助かっただけでもめっけもんでしょ?」と聞くと、

「アタシ懲りてるわけじゃないのよ。今度のことで自信持っちゃってさ」「男たらして死ぬまでしっかり生きてみせるわよ」

 と言い放つのだ。

「生きてやるよ」というニュアンスまで同じだったことから、「予期せぬセルフオマージュ」という評価もあった。

「そんな桃井のインスタは本格的な料理の写真だらけですが、これについて桃井は、8月12・19日号の『週刊新潮』(新潮社)の連載企画『私の週間食卓日記』でも内幕を語っています。アメリカのロサンゼルス在住の桃井ですが、インスタを見てもわかるように“毎日二食とつまみ”を手作りしていて、7月19日にはインスタ未公開のレシピも収録した『かおり的家ご飯』(KADOKAWA)も発売してます」(前出の女性誌記者)

 図らずもインスタが盛り上がった2人の大女優。大竹64歳、桃井70歳。大女優同同士、これからも花を咲かせていただきたい。

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