■昨年逮捕されてしまった俳優も出演していた

 今回の映画についても、

「真面目に不真面目な大人達が集まる現場にまた呼んでいただけて、とても光栄です。
パート1(まさかこの呼び方をする日が来るとは思わなかった)を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います」

 とコメントを寄せている二階堂。ぜひとも頑張って欲しいが、多くのファンは「あの男」をどうするか気になっているという。

伊勢谷友介(45)ですね。伊勢谷は埼玉と対立する“おもしろ半島・ちば”の千葉解放戦線・阿久津翔を演じていました。昭和の特撮番組の悪役みたいなものすごい悪い表情や大げさな動きが強烈なインパクトを与え、伊勢谷も日本アカデミー賞の優秀助演男優賞に輝いていました。

 二階堂とGACKTのキスシーンはあっさりなのに、伊勢谷とGACKTの妄想キスシーンはなぜか長回しでじっくりねっとり映されているのが、当時話題になりましたね(笑)」

画像は映画『翔んで埼玉』公式サイトより

 

 千葉もまた「東京のコバンザメ」と酷評されたり、映画内でネタにされていた。伊勢谷演じる阿久津も、交通手形撤廃を目指して東京都知事にすり寄り、

「おかげで千葉に“東京”と名の付くものを多く作ることができた。東京ドイツ村、ららぽーとTOKYO-BAY、伊藤ハム東京工場、東京ベイシティ交通!」

 と声高らかに叫ぶ迷シーンもあった。武内監督は伊勢谷の演技について19年3月6日に『女性自身』(WEB版)のインタビューで、

「東京の名がついている千葉の施設を列挙するセリフに、“これにどうやったら気持ちが込められるのか、本当に難しい”と悩んでいました(笑)」

 と振り返っている。

「先述のすごい顔芸や伊勢谷ら千葉とGACKTら埼玉が川を隔てて“有名人出身地対決”をする場面がCMや特集で毎回のように映っていて伊勢谷のインパクトは絶大でした。実際、役者としては素晴らしかったんですが……。昨年9月8日に、伊勢谷は大麻取締法違反の容疑で警視庁に逮捕されてしまいました」

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