■伊勢谷が出ずとも問題なしの可能性

 その後、伊勢谷は同年9月30日に保釈。12月22日に、東京地裁が懲役1年、執行猶予3年の判決を下したことで裁きは受けたが、当然ながらテレビや映画で姿を見ることはなくなった。すでに収録済みだった複数の映画は、伊勢谷を予告映像やポスターからクレジット以外は排除して公開されている。

「今年4月26日発売の『週刊文春CINEMA!』(文藝春秋)で、逮捕後初めてメディアのインタビューに応じた際に“ご迷惑をおかけした方への償いができたことが大前提ではありますが、もし許されるなら、俳優として活動したいという思いはあります”と答えていましたが、しばらくは厳しいでしょうね。

 それに、伊勢谷がカット不可能な出演をしているので、よくある“続編公開記念で『翔んで埼玉』を地上波放送!”がやれない可能性が高いのは残念です」

 前作で千葉と埼玉は最終的に和解し、真の敵を協力して倒した。続編で共闘する姿が見られない可能性が高いのは、なんとも残念である。

「ファンの間では、前作で茨城や群馬と違いまったくネタにされたかったことや昨年に魅力度ランキング最下位だったこと、足利市に巨大な渋谷のセットを作ったり話題性もあることから、“次の埼玉の相手は栃木県じゃないか?”と言われています。きっと伊勢谷に代わる、強烈で面白いキャラが出てくれると思いますよ」

《他県の皆様には「埼玉がうらやましい」「自分たちの地元もいじって欲しい!」「翔んで〇〇もやってほしい!」など、ありがたい反響をたくさんいただきました。》と若松プロデューサーが明かすほど、他県からも注目を集めた『翔んで埼玉』。

 伊勢谷が出られずとも、問題なし!?

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