■TBS社長も『ラヴィット』のスタイルを支持

「さすがの川島も、松山の優勝に冒頭で触れてから“アスリートといえば、丸山さんどうですか?”と振ったところ“元気そうで何よりですね”というとんでもないコメントが返ってきたため、即座に“ピザランキング行きましょう!”と宣言。“あそこでスタッフも踏ん切りがついた”と明かしていました。それ以降、オリンピックや大谷翔平選手の快挙などがあっても、触れていないことを明かしています」(前出の専門誌記者)

 ちなみに、実際のオンエアを確認してみると、多少の相違があった。

 実際の放送では、松山選手について祝福してから丸山選手に「同じような快挙を経験した」という理由で「ひとこと」をお願いしたところ、

「緑のジャケットが一番似合ってた。緑が味方してくれた松山さんだった」

 という、なんとも言えないコメントをされたことで、「フッた私が悪かったということで。申し訳ありませんでした」と川島が謝罪して笑いを取ってから、「ピザランキング」ではなく「ファミリーマートのスイーツランキング」を開始していた。

「実際には、やり取りでしっかり笑いを取っていたわけですから、より川島の力量が伝わりますよね。ただ、この回の放送については、とんでもない量の批判がネット上に溢れ、炎上してしまいました。ゴルフの歴史に残る快挙達成の瞬間を受けて始まった番組が、ワンコメントだけ触れて、あとはスイーツランキングですからね。“何考えてんだ”となるのは、ある意味当然かも知れません。

 ただ、今回のYouTubeでは、川島だけでなく『ラヴィット』のスタッフも一丸となって、ブレないスタイルを貫いていることがよくわかりました。低視聴率番組とたびたび報じられる『ラヴィット』ですが、F1層(女性20~34歳)の個人視聴率は、民放2位を記録する日も出ているといいます。TBSのトップもラヴィットについて言及していましたね」(前同)

 TBSの佐々木卓社長は、4月28日の定例会見で『ラヴィット』について、

「今後も『ニュースなし、ワイドショーなし』の方針は変わりません」「今後、より多くの方に見ていただけるよう、企画をさらにブラッシュアップし、新しい朝のバラエティとして定着することを目指します」

 と、コメントしていたのだ。

 新しいことは、最初は受け入れられないもの。ブレずに続けた結果が、少しずつ出はじめているーー。

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