■多くの芸人がすごさを語る山崎

「実は、山崎は多くの芸人や関係者が“笑いの悪魔”“一番面白い芸人”と名前を出すことが多いことでも知られています。あの伊集院光(53)も、“アイツ飲むと、違うザキヤマが出てきて、すごいシビアにお笑いのことを考えてたりする。ちょっと営業妨害だけど、そういうヤツだよね”と、さまぁ~ず三村マサカズ(54)を相手に、昨年5月16日の『さまぁ~ず三村マサカズと小島瑠璃子のみむこじラジオ』(ニッポン放送)で話していました」(前出の女性誌記者)

 ちなみに、当の山崎は三村をすごいと思っているといい、その理由について伊集院は「ザキヤマは実は考えちゃうタイプだけど、結果的には(三村と)似ているように見えるじゃん。いいかげんに見えたりとか。ザキヤマからすると、みむさんがあまり考えずに、いとも簡単に同じことをやり遂げるのがすごいと思ってるんじゃないかな」

 と、推察していた。

「お笑い以外の部分でも、山崎が驚異的な洞察力と場の空気を変える力を持っていることも、13年2月放送の『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、南海キャンディーズ山里亮太(44)が明かしています。山里はバレンタインデーの少し前、『Qさま!!』(テレビ朝日系)の収録の際に大部屋の楽屋を山崎とロザン宇治原史規(45)と使ったんですが、そこで女性タレントの方とちょっとしたトラブルがあって、それを解決したというんです」(前同)

 当時、楽屋を訪れた女性タレントは「ちょっとひと足早いですけど」と、ゴディバのバレンタインチョコを宇治原と山崎にだけ渡し、そのまま「じゃあお疲れ様でした」と帰るという、非常にデリカシーに欠ける行動をして、山里はショックを受けてしまったという。

「これについて、2本撮りの都合上、女性タレントは山崎と宇治原の2人しか共演予定がなかったからと、山里は説明していましたが、同時に楽屋で“俺がちょっと、手をグッと握っちゃったのよ、悔しくて”とリアクションを取ってしまい、それを間近で山崎に見られていたことを明かしました。そして、女性タレントに一言言ってほしいけど、事を荒立てるのもな、というモヤモヤした状態だったところで、山崎が機転を利かせたと明かしたんです」(前同)

 山崎は女性タレントと山里に対して、

「(明るく)なんかちょっとゴメンね! 山ちゃんが変な空気出しちゃって」

「ゴメンね~、なんか山ちゃんがね、え~と……『俺は無いのかい!』っていうのでイイのかな?山ちゃん、『俺は無いのかい!』っていう空気になっちゃって、ねえ! だって一緒に出てないからしようがないもんね」

「山ちゃん、どうした? チョコ欲しかった? 面白く、チョコちょうだいって、面白いやつ!」

 と茶化すことで、女性タレントも自分のミスに気づき、山里も溜飲が下がり、丸く収まったという。しかも、このエピソードをラジオで話さないように口止めしたうえで、

「言ってもいいけど、山崎さんが天才だったって話、2個して」と言い出したという。

「山里が“できませんよ~”と断ろうとすると、“じゃあ罰決まりました~”と、急に山里の携帯電話を取り上げて自撮りし、待ち受けを山崎にしたそうです(笑)」(専門誌記者)

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