3rdシングル『桜、みんなで食べた』にて初選抜入りを果たしたのをきっかけに田中への注目はさらに集まることとなり、4thシングル『控えめI love you !』ではなこみくで『生意気リップス』という曲が与えられた。HKT48での存在感を高めていくのと同時にAKB48としてもユニット「でんでんむChu!」の活動や2017年には50thシングル『11月のアンクレット』で初の選抜入りを果たすなど、HKT48の代表として宮脇や児玉らとともに牽引することになる。

 HKT48加入後は9thシングル『バグっていいじゃん』を除く全シングルで選抜に選ばれており、2018年にリリースされた11thシングル『早送りカレンダー』では矢吹とともに初の表題曲センターに抜擢。この決断はHKT48の世代交代を大きく感じさせる出来事として印象深いものとなっている。

 この快進撃が本物であると印象づけたものとして2018年まで毎年開催されていた「選抜総選挙」での躍進も見逃せない。2014年、2015年こそ圏外だったものの、2016年には45位、2017年には28位、2018年には10位と大きくジャンプアップ。HKT48は指原や宮脇、兒玉に続く人気メンバーのひとりとして48グループ全体で存在感を高めていった。

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