結成から10年以上もの歳月が経ち、グループも結成時とはまるで異なる新しいグループの形が生まれつつあるが、1期生としてグループの行方を見てきた彼女は、これまでのグループが持ち合わせていた闘争心こそ今のグループに足りないものだと考えていた。

「NAMBATTLE」で見せたような誰かと競い合い切磋琢磨し合うグループのあり方を見ると、しっかりとNMB48の伝統が受け継がれているのを感じた。これもまた白間が1期生として後輩たちに示してきたからに他ならない。

 2018年に絶対的エースとして君臨していた山本彩が卒業した後のNMB48が次なるエースとして託したのが白間であり、彼女はまたそのバトンをしっかりと継承してきた。NMB48の顔でもあった山本の後を継ぐのはそれなりの重圧もあっただろうが、後世へとNMB48の伝統を引き継いだ彼女の功績は大きいものがある。

 ラストシングルとなった『シダレヤナギ』ではクールで豪奢な衣装を身にまとい、かっこいいNMB48が映し出された白間にぴったりの楽曲となっている。「シダレヤナギ」の花言葉には「愛の悲しみ」や「従順」のほかに「自由」という意味も含まれているらしい。NMB48を卒業し、自由の身となった白間が今後はどんな姿を私達に見せてくれるのか、今から非常に楽しみだ。

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