■「殻を破ることができたら」「まだ誰も見ていない横浜流星」

 横浜は「自粛中に原作を手に取り出会い、とても考えさせられた作品を李監督を初めとした素敵な方々と共に創ることができ、この上ない幸せを感じています」

 と、原作愛や、今回初タッグとなる李相日監督についてコメントを寄せているほか、

「とにかく李組に全力でぶつかって僕の中にまだある殻を破ることができたらなと思っています」

 と、作品を通じて役者として成長したいという思いが強く感じられるコメントをしている。

 李監督も、

「愛情に飢え泥臭く生きる姿を、クールなイメージの横浜君が全身で曝け出してくれるのを楽しみにしています。
 まだ誰も見ていない横浜流星を見つけられますよう」

 と、横浜に期待してくれているようだ。

「横浜は気合が入っていると思いますよ。空手の有段者でアクションはカッコいいし、演技力は申し分なし。性格もよくて人格面については悪いウワサもない横浜ですが、“視聴率が取れない”というジンクスがありますからね。そういう意味でも、いい演技で払しょくしたいところでしょう」(専門誌記者)

 横浜が出演した、20年1月の『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』(日本テレビ系)は、一度も視聴率は二桁に乗ることなく、全話平均世帯視聴率8.1%を記録(ビデオリサーチ調べ)。さらに、浜辺美波(20)と共演した同年8月の『私たちはどうかしている』も、平均視聴率8.9%。横浜だけの責任ではないとはいえ、2回連続で結果を残していない。

 今年4月クールに放送された出演ドラマ『着飾る恋には理由があって』は近年爆発的ヒットを飛ばし続けているTBSの火曜22時枠だったが、平均視聴率8.0%という、可もなく不可もない落ち着いた数字だった。

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