■深田恭子がいないホリプロを背負う関水渚

 これを見ていた視聴者は、ツイッター上で「今回はこれまでで1番刺さったなぁ。不覚にも泣いてしまった」「レジェンドが実際にプレイしない異色回だけど、彼の野球人生を反映した優しい声音のセリフの説得力がすごい」などと、神回だったと好評だった。

 レジェンドの活躍が人気の同ドラマだが、ヒロイン役の関水渚も存在感を発揮していて、ベテラン俳優の仲村を相手に堂々の演技だ。関水は15年開催の「ホリプロタレントスカウトキャラバン」のファイナリストに選ばれ、グランプリは受賞できなかったが、17年4月に「アクエリアス」のCMでデビューした。

 その後、19年公開の映画『町田くんの世界』で、1000人を越えるオーディションの中からヒロイン・猪原奈々役に選ばれ女優デビュー。第62回ブルーリボン賞新人賞など、各映画賞で新人賞を獲得しており、演技力は保証済みの期待の若手女優だ。

 所属するホリプロは、深田恭子(38)は適応障害の治療に専念するため活動を休止中で、石原さとみ(34)は低視聴率でドラマ4連敗中と、主役級の女優のコマ不足が危ぶまれている。今後、関水にかかる期待が大きくなれば、これを機にブレイクするかもしれない。

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