少しの体調の変化にも、注意が必要な昨今。病院の世話にならないために、自宅でできる簡単0円健康法を指南!
健康の要ともいわれる足裏。風呂上がりや、寝る前に、青竹を使うなどして、自己流の足裏マッサージをしている人も、多いのではないだろうか。
「皆さん、足裏を刺激すると、体調が良くなることを体感的に分かってらっしゃるんでしょうね」
こう話すのは、東京・自由が丘の『サロン アンピール』で30年、30万人以上の足を診てきた同サロン代表のセラピスト、鈴木きよみ氏だ。
「足裏には、内臓や神経系、筋肉などに呼応している“ゾーン”があります。これを知ったうえで、マッサージをしていただくと、より効果的に病気の予防や対策に役に立ちます」
体の各部に対応する、その足裏のゾーンは次ページの図1を見てもらいたい。また鈴木氏によると、足裏や足指の色や形、手触りなどで健康状態もハッキリ分かるのだという(下の表参照)。
「こうして長い間、たくさんの方の足の裏を施術していると、その人の心身の状態や病気の兆候もある程度、分かるんですね。実際、常連の患者さんの足裏に悪い兆候があったので、病院で診てもらうよう勧めたところ、早めに手当ができて、大事に到らなかったケースも少なくありません」(鈴木氏=以下同)
【表】色や手触りでも不調が分かる!
・白い足 少し気力が落ちているサイン。風邪をひいている・ひきそうな状態で、ヤル気もダウンしている。
・黄色い足 ストレスが強くかかっているサイン。消化器系や肝臓の調子も低下している可能性が大。
・冷たい足 エネルギー不足のサイン。血流が滞り、貧血の可能性も。うつ傾向にある人も足が冷たい。
・湿った足 精神的に不安定になっているサイン。ストレスを感じやすいネガティブ思考の人に多い。