■病気予防のためのゾーン

 そこで今回、どこを、どう揉めば、どんな病気の予防になるのか、鈴木氏に教えてもらった。

 まずは、感染再拡大が続くコロナ対策にもうってつけの〈免疫力を高め、疲労回復にも効果がある〉ゾーンのマッサージ(以下、ゾーンは図1参照。また、足裏ケアは心臓のゾーンのある左足、右足の順で行う)。

 疲労がたまって免疫力が落ちているときは、足裏の弾力がなくなり、足の指先が白っぽくなることが多い。

 こんなときは、まず、足裏の腎臓に対応しているゾーンを手の人差し指の第二関節部分で押し、次に輸尿管をさすり、最後に膀胱を押す。これを3度繰り返したら、腹腔神経叢を3回上下にさするようにしよう。免疫力がアップして感染予防につながり、疲労回復にも役立つという。

 併せて行いたいのが、風邪を予防するマッサージ。

「風邪に罹りやすいときは指と足の甲がむくみ、足の甲の親指と中指の根元あたりが、いつもより白っぽくなります。こんなときは、足の甲の親指と人差し指の間の延長線上を手の指の腹で押しさすり、これを人差し指と中指、中指と薬指の間も同様に行います。最後に、足の親指をしごくように強めにさすると、風邪予防の効果が期待できます」

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