■『ＺＩＰ！』ＭＣ就任もフジ＆テレ朝に溝を開けられ……
桝アナに代わり、３月２９日から『ＺＩＰ！』のＭＣに就任した水卜アナ。水卜アナのＭＣ就任に合わせ、スタジオから番組ロゴまで、ピンク色を基調としたデザインに一新された。
番組構成も完全な“水卜シフト”を敷いている。４月２２日の『マイナビニュース』の取材に応じた『ＺＩＰ！』総合演出・池谷賢志氏は、水卜アナによる１０分という長尺のインタビューコーナーの新設、番組冒頭約２０秒間の彼女の一人語り、彼女仕様にアレンジされた食レポ、そして、水卜アナがあえてリハーサルに参加せず新鮮な気持ちで本番を迎えるコーナーなどについて語っている。
「この春からの『ＺＩＰ！』は実質、水卜アナの冠番組で『水卜麻美のＺＩＰ！』に様変わりしたと言ってもいいほど。ただ、東京五輪の開幕前後から『ＺＩＰ！』の視聴率が低調を続けているんです。
『ＺＩＰ！』といえば、エンタメ情報が強い番組です。ただ、五輪開催中はエンタメ情報が少なかった。それが視聴率に影響した、とも言われています」（前出の制作会社関係者）
同じようにエンタメ情報に強い『めざましテレビ』（フジテレビ系）も、五輪期間中には視聴率を落としてしまった。
「しかし、『めざましテレビ』は五輪終了後、数字を戻してきています。８月３０日の世帯視聴率も『めざまし』が８.４％、『グッド！モーニング』（テレビ朝日系）が７.８％、『ＺＩＰ！』が６.８％。ここ最近はこの並びが常態化していますし、両番組に水をあけられてしまい、視聴率６％台という日が目立ちます。
水卜アナが『ＺＩＰ！』のＭＣに就任すれば他局を圧倒するという見方もあった。しかし、それほどまでのパワーがなかったということが露呈してきてしまっているんです。さらに、ここにきて水卜アナが実質メインでやっている『幸せ！ボンビーガール』が終了することが発表されました」（前同）
