■裁判決着直後の手書きメッセージが業界内で物議

 8月31日、事務所は「弊社及び弊社所属タレントとの仮処分における和解成立のご報告」と題し、岡田と円満に和解したとし、「岡田健史は専属契約が同契約に定める契約終了日まで有効に存続することを同意しました」と声明を発表。

 そして「当初の契約期間どおり2023年3月31日まで弊社所属タレントとして引き続き『岡田健史』として活動してまいります」と報告した。

「現在の活躍ぶりに見合っていない待遇だった岡田に対しては、業界内でも“可哀相だ”という同情的な声もありました。ただ、その声をかき消してしまうようなことが起きてしまったんです。

 それが、岡田がインスタグラムにアップした“手書きメッセージ”です」(芸能プロ関係者)

 8月31日、岡田は「皆様へ!」というコメントともに、筆でしたためた以下の手書きのメッセージをインスタグラムに投稿したのだ。

 人間って面白い。
 どこまでも直球な中学生から始まり、ある時は熱血刑事、ある時は一国の王様、ある時は幕末の武士。
 これまでかけがえのない役と作品と出会って、人間って愚かで、愛らしくて、悲しくて、馬鹿で、とにかく面白い。人間のことをもっと知りたくなった。
 ただの青年だった私に奇跡が起きたのは、紛れもなくスウィートパワーのおかげです。
 私を見出し、私に学びの場を与えてくださったこと、一生忘れません。
 約1年半でスウィートパワーを退所しますが、残りの1年半は勿論のこと、これからの先の長い人生を私らしく泥臭く、青臭く生きていきます。グラウンドに生える雑草のように。

「裁判の決着後、事務所がホームページで声明を発表しましたが、その少し後に岡田がインスタにメッセージを投稿したんです。この行動に対して業界の人たちからは“ちょっとどうなの?”“あれはまずい”という声が出ているんです。

 決着後、岡田から事務所サイドに対し、“応援してくれている人たちに対して、どうしても自分の言葉でもメッセージを出したい”と相談があり、事前に了解はとっていたとはいいます。ただ、パソコンで打ったメッセージではなく筆で書いた“手書きメッセージ”だった。

 しかも、そこには“約1年半でスウィートパワーを退所しますが”という記載がある。一応、和解という形で決着がついたのに、ここまで明確に書かれると、半ば決裂している印象になってします。実際はそういうことだといいますが、裁判が終わった瞬間にそのようなことを言われる、書かれることを、事務所は全く想定していなかったといいますね」(前同)

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